林産事業とは ?
林産事業とは、育った木を伐採し、収穫する為の事業です。
戦後植林した人工林の多くは本格的な利用期を迎えつつあります。
この森林資源を活かし、産物として利用するための作業です。
高性能作業機械も導入され、労力や事故等の危険性は格段に少なくなっています。
利用間伐
利用間伐とは、木材として出荷する事を
前提とした間伐のことです。
間伐材も立派な森林資源。
木材として使えるものは無駄の無いよう利用します。
森林作業道
間伐で伐採した木を木材として有効利用するため、
高性能林業機械が通る作業道を開設して搬出します。
プロセッサは、全木集材した材の枝払いと玉切りを
専門に行います。
木材をつかむグラップルと枝払い用の刃、
材送り装置、玉切り用のチェーンソーで構成されています。
プロセッサはまずグラップルで伐倒木の根本をつかみ、
どこから長さを測るかを決定します。
グラップルで
つかんだ時に枝払い用の刃が幹に沿うように並びます。
そして、並んだ刃の中に伐倒木を材送り装置によって通せば、
刃に当たった枝が切り除かれます。
測尺装置という材の長さを測るセンサを装備する機種では
設定した長さになると材送り装置が止まり、
チェーンソーで玉切りします。
木の大きさにもよりますが、プロセッサを用いた
枝払い玉切りに要する時間は、1本あたりおよそ2~3分です。
一方チェーンソーを用いて人力で行った場合は、
枝払いに約10分、玉切りに約6分程度かかります。
プロセッサが造材の時間と労力をいかに削減できる機械か、
理解していただけると思います。
フォワーダーによる積み込み、搬送作業です。
フォワーダーとは、
造林された材を積み込み運搬する集材用車両です。
フォワーダーは全木材や全幹材といった
長材の運搬には適しませんが、
玉切りされた丸太を積載して運ぶため、泥などの付着が少なく
製材時に発生する鋸刃の損傷を減らせる利点があり、
今後も集材の中心を担っていくものと考えられます。
土場に集約された木材を、油圧ショベルに
グラップルという
アタッチメントを装着したものを使い
トラックに積み込みます。
グラップルとは大きな嘴のようなアタッチメント。
重い材木をも掴むことができ、
林業作業機械では最もポピュラーなものと言えるでしょう。
市場へ出荷する木材です。
大型輸送トラックを用い、
輸送コストの削減にも配慮しております。
市場へ出荷し木材を売ります。