造林事業とは ?
造林事業とは、人工林(針葉樹、広葉樹)を造成するための事業です。
人工林を造成する場所の測量から始まり、地拵え、苗木の植林、また苗木が育つまでの下草刈り、枝打ち作業など、
山を作り管理し、森を育てるための仕事です。
機械の高性能化の恩恵もあり、昔と比べて効率は良くなりましたが、基本的には人の手作業が多く労力を伴います。
森を守り、豊かな森林資源を作りだす、重要な事業です。
人工造林
苗木を植林しています。
この作業ばかりは機械作業というわけにはいかず、
人の手で一本一本丁寧に植え付けられます。
獣害対策
苗木を植林しても野生動物に食べられてしまい無くなってしまいます。
そのため、獣害防止ネットなどを設置します。
下刈り
植えた苗木が周囲の雑草に負けないくらいまで
育つのに5~10年程度かかります。
その間は下草刈り作業を行い、
植え付けた苗木の順調な生育を促します。
枝打ち
ある程度年数が経過した木の枝を落とします。
木が若いうちにこの作業を行っておくことにより、
生育後、節の無い綺麗な材木に成長します。
除伐
育てている造林木と競合している
不要なかん木などを刈り除きます。
間伐
木が順調に育っていくと、森が過密になってきます。
森が過密すぎると、地面に太陽光が届かず、
土壌に草の生えない緩い地盤となってしまいます。
また、木の成長にも悪影響を与えることから、
間伐を行い木を間引いていきます。